ヤマハ ポエット 1980
レアな車両らしく、ほとんど見たことがありませんでしたが
知人から譲り受けたようで、タイヤ前後交換、ギヤオイル
2サイクルオイルの量点検の依頼です。
ウインカーの点滅がおかしいので点検も

タイヤ交換時にリヤスプロケットの磨耗が激しいので、要交換のアドバイス
バッテリーを充電してエンジン始動
長期間使ってないのかエンジンの吹け上がりが悪い感じ・・・・・。
エンジン上部を見るとオイルが滲んでる?
もしかしてと思い、プラグを外そうとすると
手で回る?・・・・?
締まってませんでした。
(後で聞いたら知人が整備したようです。)
プラグを交換して再始動
全開にしてるうちに、だんだん高回転まで回るようになってきました。
良い感じになってきたら微妙に調子が悪いようになり・・。
嫌な予感がしてエンジン停止
オイルランプは点いてなかったけど、2サイクルエンジンオイルのタンクを覗くと・・・・・。
底の鉄板が見えてる?・・・・・。空でした・・・・。
嫌な予感は的中!
エンジンオイルのランプが故障してて、オイル切れで走っていたのだ・・・。
話を聞くと最近たまに走行中止まったりしてたらしい・・・・。

中央あたりにオイルポンプがありますが
オイルラインを点検したら最初、空気しか出てこなかった
これは明らかにオイルタンクが空になった証拠で、
オイルポンプからエアー抜きをして、エンジンを回し
キャブレター内へ送ってすホースからオイルの吐出を確認して組み付け
無事終了しました。
タイヤ交換とオイルを足しただけで納車してた場合
エンジンの焼きつきという最悪の事態になってたと思います。
今回に限らず
もしすぐに故障した場合は、こちらの整備が悪いと思われてしまうので
修理の内容をしっかり説明することが必要。
車両を修理に出すと全部完璧だと思ってる方も多いです
基本的には依頼された部分しか見てないので(全部点検の依頼は別です)
他の故障が起きる可能性だってあります。
私は良く病院にたとえて説明しますが
お腹が痛くて、胃を治療して、しばらくしたらまたお腹が痛くなり
次は腸が悪かったりと、同じようにお腹が痛くても
場所が違ったりする事も・・・・。
不調の原因が整備不完全だった時は無償のアフターサービスになりますし
部分が違う場合は追加修理になります。
テーマ : 修理
ジャンル : 車・バイク